夏の水やりを簡単に―1
水やりは難しいものです。
頻度にしろ時間帯にしろ、十人十色のこだわりがありますし、地域や立地によっても変えていく必要があるでしょう。
南関東にある我が家の庭は、四方を舗装された日向の植え込みで、初夏以降は頻繁に水やりをする必要があります。ただ、土の表面が乾燥し水を弾いてしまう上、植え込みの前面に向けて傾斜をつけているので、ホース等で灌水すると水が土に染み込むより先に舗装路に流れ出てしまいます。しかし、じょうろで丁寧に水やりをするのは大きな手間です。
そこで、夏場の水やりを省力化するために、今年はolla irrigation試してみることにしました。
olla irrigationというのは、素焼き壺灌漑法というような意味です。動画やブログがたくさんあるので、ご存じの方も多いと思います。要は、水を入れた素焼きの壺を土に埋めておくと、壺からじわじわと水が染み出て周囲の土が湿るというものです。灌水量も手間も抑えられるでしょうし、土がいつもいい具合に湿っていてくれる安心感があります。
このためのクレイポット等は国内でも販売されていますが、お安くありません。
こちらは同じような考え方で、鉢に挿して使う小さいタイプ。
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自動給水装置も検討したのですが、水栓が植え込みから離れていること、初期費用がかかることから、今回は見送りました。
olla irrigationの動画を見ると、素焼き鉢をふたつ組み合わせて壺を作っているものが多くあります。とりあえず費用は押さえたいので、素焼き鉢を使って壺を自作することにしました。
次は試作品をご紹介します。