quatcotのブログ

南関東の暑い庭

花ハスの育て方

インターネットの記事を見ていると、花ハスの育て方には人の数だけバリエーションがあるようです。
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花ハスの育て方を解説する書籍は少なく、栽培を始める方はインターネットに頼る方も多いのではないでしょうか。私もインターネットで情報収集をしています。

我が家の花ハスは6シーズン目くらいになりますが、花が咲かない年はありません。ベストな育て方ではないのかもしれませんが、とりあえずうちではこれでうまくいっています、という育て方をご紹介したいと思います。

①容器

いわゆるスイレン鉢です。陶器が一般的ですが、軽い素材で作られたものもあるようです。口が広い容器であれば何でもよいと思います。直径(容量)は花ハスの品種によって加減してください。

②用土

田土等、粘土質のものが推奨されていますが、我が家では黒土を単味で使用しています。粘土質のものは扱いづらく、わざわざ買って使用するほどの良さも感じませんでした。また、花ハスの栽培では毎年土を変えるので、黒土なら庭に処分できますが、粘土質の土は処分に困ります。

③植え替え

必ず毎年行い、土も交換します。

桜の咲く前後が適期とされているようですが、南関東では4月いっぱいまでが限度でしょうか。遅くても大丈夫ですが、伸び出した芽を折りやすくなりますし、成長が遅れる分花数も減ると思います。

鉢増しはふつう行いませんが、シーズン中に株を買ったときはしてもいいように思います。

④環境

日照がとにかく大切です。日陰では花が望めません。とにかく長く日があたることが重要です。

水温も高いほどよいので、成長初期で株がまだ水をたくさん必要としないうちは、水深は浅いほうがいいと思います。

真夏はどんどん吸水するので、水が枯れないように水を補充します。この頃はウォータースペースも少なくなってくるので、容器の大きさにもよりますが日に1、2回は満水にしてやるとよいでしょう。

水の交換はしません。日がよく当たり、花ハスが順調に生育し、適当な施肥ができていれば水が悪くなることは少ないと思います。

⑤肥料

我が家では元肥は入れません。成長初期には肥料はそれほど必要でないと感じるのと、水面が葉で覆われていない時期に肥料を施すことになるので、最初に苔がたくさん発生するからです。

追肥は立ち葉が出た頃に始めます。我が家では化成肥料を使っています。できるだけこまめに少量ずつ与えるのが望ましいと思います。

最初に施肥をしたときにはどうしても苔が発生しますが、葉が水面を覆い、花ハスの肥料要求量が増えてくると、だんだん少なくなります。肥料が過剰でない限り、気にする必要はありません。

⑥メダカ

ボウフラがわくのでメダカを数匹入れておくとよいです。メダカは花ハスの植え替えが終わって数日から半月くらい、水質が安定してから入れたほうがいいでしょう。メダカがいても化成肥料は使えます。メダカがいる場合は、水位と水温、農薬の使用に注意して管理してください。エサはそれほど頻繁でなくてよいと思います。