ネリネー1
放置していた球根から、ヒガンバナが咲きました。
ネリネは大変きれいな花を咲かせる球根植物です。姿も生育時期もヒガンバナに似ていて、秋にまず花を出し、花後に葉を出し、初夏に葉を枯らします。寒さに弱いので冬は霜に当てないようにするほか、夏の休眠中は腐敗させないよう水を与えないのが基本です。つまり地植えに向かない種がほとんどです。肥料はあまり与えない、水はけのよい用土を使う、鉢は小さめのものを使うなど、注文の多い植物です。それでも毎年咲くとは限らないのが、この植物の人気がいまいち普及しない理由のひとつかもしれません。
ただ、種や品種にもよると思いますが、育ててみると案外丈夫です。
中央の鉢は、最近まで葉が完全に枯れなかったので雨ざらしにしていたせいもあってか、休眠からの復活も早かったのですが、葉が出てきたということは今年は咲かない株です。
これは一番の古株です。マザーオブパールといいます。すばらしい花です。1球を植え付けて数年経つので、球根が増えています。
初夏に葉が枯れた後は、雨の当たらない日陰に置いて水を切っていました。休眠中は球根が萎むので、触ると表面の皮がペコペコ凹みます。水を完全に切らないほうがいいという噂もありますが、よく分かりません。
これも同様に、水を切ったものです。
そろそろ芽が出る時期なので、水を切っていたものについては水を再開しました。
腐らなければよいのですが。
このように、9月くらいまでは球根が出回っています。安いものでもありませんが、試してみてはいかがでしょうか。
花ハスー18 秋のハスとアゲハチョウ
白妙の2花目、昭君願影の16、17花目が開花しましたが、花は小さめです。
9月に入ると例年施肥量を減らしていたのですが、今年は8月並みの施肥を続けたところ、まだまだつぼみが上がってきています。先週は2回に分けて、艶陽天に5粒、昭君願影に4粒の化成肥料を与えました。
さて、ハスの茎にアゲハチョウがさなぎを作りました。我が家ではガーデンルーが食草になっており、毎年たくさんのアゲハチョウの幼虫がつきますが、さなぎを見かけたのは初めてです。アゲハチョウの幼虫はさなぎになるときかなりの距離を歩くそうですが、この幼虫は暑い中3メートル以上歩いたと思われます。
8日の午後、幼虫の姿で茎にしがみついているのを見かけてから、大体2時間くらいでさなぎになっていました。羽化するのが楽しみです。
花ハスー17 白妙の開花
白妙が開花しました。
つぼみのときから少し長細いシルエットをしています。
花弁は細め、底が黄色くなります。華奢な印象の八重咲きです。葉に比べると花は大きいですが、茶碗蓮なりの大きさです。
先週不在にしていた間に、艶陽天の6花目が開花したので、昭君願影の15花、白妙の1花と合わせてここまでに22花が開花しています。
先週末に艶陽天と昭君願影に3粒ずつ化成肥料を与えました。
昭君願影にはあと2つ、白妙にはあと1つつぼみがあるので、もう少し開花数は伸びそうです。
花ハスー16 白妙につぼみ
今年はここまでに昭君願影が15花、艶陽天が5花咲きました。艶陽天のつぼみがあとひとつ残っており、今年はこれで終わりかと思っていたら、白妙についにつぼみがあがりました。
今年の6月末に購入した白妙は、購入後すぐに鉢増ししました。それ以来開花していなかったので、今年はダメかと諦めていたところです。
茶碗蓮はある程度根詰まりさせないと開花しないのかもしれません。茶碗蓮については栽培方法を見直す必要があります。
少しましになりましたが、先々週くらいに、花が咲かないのでだめもとで多目に施肥した結果、葉に過肥のサインが出ていますね。
こちらは艶陽天です。
最近気付いたのですが、立ち葉が古くなってくるとこうなります。全体的にはりがなくなる。
比較的新しい葉は縁がきれいに波打って上を向いています。
この時期になると風が強くなるので葉は全体的に傷だらけになってきます。枯れる葉も出てきますが、肥料は続けます。
花ハスー15 終盤戦
不在の間に、昭君願影が3花同時に開花したようです。
つぼみもかわいいですね。
8月も下旬になると花ハスの季節も終わりに近づいてきます。花が上がりにくくなりますし、地下茎が肥大してくるのかただ単に地下茎が増えてきただけなのか、土の嵩がぐっと増えるので水深は浅くなってきます。
それでも肥料を切らさないようにしなければなりません。どのくらい必要なのかが分かりませんが。先週から今日までに、艶陽天は8粒、昭君願影には6粒化成肥料を与えました。もう何花かはあがってくるかもしれません。
花ハスー14 台風
以前にも書きましたが、花ハスにとっての大敵は酷暑ではなく台風です。
我が家では特に風があたる場所に鉢があるので、台風が直撃するときは、風の当たらない場所に避難させています。鉢があまり大きくないのでできることですが、他の方がどうしているのかは知りません。
これは避難したところです。
雨はダメージにならない(日照量が少ないときはハスの葉は縦になっている、ような気がする)のですが、とにかく風がだめで、やすりのようになった茎が葉とこすれてぼろぼろになり、見た目が非常に悪くなります。茎が折れることはまれですが、倒れてきたりするのでとにかくよろしくない。
避難させるのは大抵夜間ですが、その前後の日照量が犠牲になるので、良し悪しと思います。
花ハスー13 花托
暑い日が続いています。
花ハスは水をよく吸い上げるので、最近は毎日4リットル強の水をそれぞれの鉢に給水しています。
ところでこれは花弁が落ちたあとの花托です。雄しべもだんだん落ちていきます。
花托のついた茎を欲しいと言われることがありますが、花材に使うつもりなら、花後はしばらく株につけたままにしておいたほうが大きな花托が取れます。乾燥させるときは逆さまにします。花首のところで曲がってしまうからです。
花を楽しむだけなら花後にすぐ切ってしまってよいでしょう。
乾燥させると全体は黒くなります。
これは茎ごと乾燥させたものを、花托だけにしたものです。特に用途もありませんが、乾いた種が中でからからと音を立てるのが面白いのか、猫がよく遊びます。
現在のハスの状況です。
艶陽天の5花目が咲き終わり、
昭君願影の9花目が咲き終わりました。
先週は2回に分けて4粒ずつ、化成肥料を与えました。今日、艶陽天だけ3粒追加しています。
昭君願影には4つつぼみがあがってきていますが、艶陽天はつぼみが止まりました。立ち葉はあがってきているので、もう何個か咲いてくれるとよいのですが。