花ハス―12 ハスの香り
台風を挟みましたが、花ハスは順調に開花のピークを迎え、現在昭君願影は7花目が咲き終わったところ、艶陽天は4花目が咲き終わったところです。本日IB化成を4粒ずつ施肥しました。
台風で風が強いときは、やすりのようになった茎が葉に擦れてしまうので、花ハスを風の当たらない場所に待避させています。今回の台風では1日半の待避となったので、日照量が心配でした。
別の話をします。
花ハスの香りは、ユリやジンチョウゲのようや爽やかな匂いではありません。時々で変化はありますが、八角や五香粉のような、中華やエスニックを思わせる匂いがします。香水というよりは料理の匂いで、時々花らしい匂いが強くなります。ナッツやたんぱく質という印象もあり、花の姿からするととてもいい匂いというわけではないように感じます。それほど強く香ることはなく、鉢栽培であればなおさら、花に鼻を突っ込まなければ感じられない程度の匂いです。
品種によっても違うのかもしれませんが、よく分かりません。
花ハス―11
昭君願影と艶陽天が同時に開花しました。
しかしその翌日の様子がこちらです。右の花。
深夜に雨が降ったようです。
ハスの花はとにかく雨に弱く、雨にあたると花のかたちは簡単に崩れてしまいます。
今日2粒ずつ施肥をしました。
ここまでの成績は、昭君願影が5花、艶陽天が3花です。これからも続々とつぼみが開いていきますが、今週末は台風が心配です。
ハスの肥料
今年はこれを使っています。
ホームセンターで買いました。これを選んだ強い理由はなく、マグネシウム配合で安心だと思ったからです。
中身はこのように、普通のIB化成です。昨年まではもらった業務用?のIB化成を使っていたのですが、今年はそれがなくなったため、自分で購入しました。保険でプロミックも買っていたのですが、それを使う必要性がもはやないほど花上がりは良好です。今年の暑さのせいかもしれませんが……。
これを特に何のこだわりもなく、ぽちゃぽちゃと水に投げ込みます。
今年はここまで何粒施肥をしたか振り返ってみました。
● 艶陽天 27粒
● 昭君願影 25粒
2粒は誤差程度で、艶陽天が中型品種であることを考えれば昭君よりも更に多くてよかったと思います。どちらの株も肥あたりしていないので、全体にもう少し強めに施肥しても構わないのかもしれません。正確を期するために言うと、IB化成だけでなくプロミックも1つずつ与えたことがあります。
艶陽天について、いつ与えたかの内訳です。
元肥はなしです。植え付けは購入した黒土単味で、4月中に行いました。これは南関東としてはかなり遅い植え付けです。
● 5月 3粒
● 6月 9粒(+プロミック1粒)
● 7月 15粒
5月の施肥は立ち葉が出たときにしたものです。6月は梅雨で成長が停滞したためそれほど施肥をしていません。7月は晴天続きで、これだけの量を与えています。この後更に2回ほどは施肥すると思います。
我が家では2、3粒ずつ与えていますが、これだけ吸水量が増えてくるとむしろ液肥のほうがやりやすいかもしれません。
夜のハスもきれいです。
花ハス―10 いろいろな花姿
昭君願影の4花目です。
桃色、八重咲きの品種ですが、多くの品種がそうであるように、咲き進むごとに違った表情を見せてくれます。
7月20日の朝(開花2日目)
7月21日の朝(開花3日目)
7月21日の夕方
7月21日の夜
7月22日の朝(開花4日目)
花ハスを通販で購入するときは、実物を見ることができません。育ててからの楽しみが多いということも言えますが、花のひとつひとつにも出来不出来がかなりありますので、写真ひとつで決めるのは心許ない。高い買い物でもあることですし、できればもう少し吟味したいものです。
7月中旬から下旬にかけて、早朝開園をしている植物園も多くあります。実物を観賞し、品種を検討する参考にされてはいかがでしょうか。